丁字路

サラリーマンYと脱サラリーマンTが書くブログ

丁字路

―別々の道を選んだ2人の記録―

(T) ある無職の月曜日

月曜日は図書館が休みだ。

無職にとって図書館の休みの日はいまだに何をすればいいのかわからない。

 

9:00

電話で目が覚める。

ばあちゃんからで

「今、家を出たがストーブを切り忘れたかもしれないから切っておいてくれる?」

との事。

「おっけー」

と言いながらも、すぐ布団から出れず、二度寝する。

そとはこの冬一番の寒波なのでなかなか起きれない。

85歳より起床はうんと遅い。

 

10:30

やっと覚醒する。

ケータイをみてインスタをチェック、友人にコメントを返し、つらつら他人の投稿を眺める。

 

11:00

朝食を食べにリビングへ。

どうせ消えてるだろうと思っていたストーブがついていたので、消す。

昨日のカレーが余っていたので、温めて食べる。

母親が試しにきゅうりを入れてみたと昨晩言っていたが、

正直なところあってなくてもどっちでもいいというのが本音だ。

やはり寒いのでストーブをつける。

あてもなくテレビをみたり歯を磨いたり、、一応出かける準備をする。

 

13:00

今日は何をしようか考え始める。

見たい映画があったのを思い出して、

やってる劇場を探すが、最寄りではやっていない。

車で30分の所は4DXのみらしく追加料金が

かかるそうで3000円もする。

車で50分の所は月曜日は1100円だそうだ。

考えるが面倒になってきたので、いったん保留にする。

 

14:00

近所のカフェへ車で出かける。

なにか食べようか悩んだが、結局コーヒーのみ頼む。

昨日買った村上春樹の「風の歌を聴け」を読み進める。

読書をしていて印象に残った言葉をノートにメモするようにしている、

今日は

「子供の頃はもっと沢山の飛行機が飛んでいたような気がするね。」

確かに、と思いメモを残した。

いつもメモを書くついでに昔のものを振り返るのが楽しみになっていて、

なんでこんな言葉をメモしたんだろう、と思うものがたくさんある。

 

15:00

やっぱり、50分かけて映画を見に行こうと思い立つ。

コーヒーの勘定を済ませ、ガソリンスタンドへ向かう。

映画は16:15からなので少し急ぐ。

 

16:00

渋滞に巻き込まれている。

おなかが空いたのでなぜか車に置いてあったみかんを食べる。

到着予想時間は16:25。

ここまで来たから見るけど、、、と思いながらも、少しイライラする。

まあ最初の10分は予告だし、と自分をなだめる。

 

16:20

映画館の入っているショッピングモールに到着。

映画館どこだよ、結構彷徨う。

 

16:30

やっと見つけてチケットを購入。

「ただいま予告が終わり上映スタートしましたがよろしいですか?」

「はい」(全然よろしい)

「プレミアム上映のため1300円です」

「あ、はい」

ここらへんでもう急ぐことはやめようと決心してゆっくりトイレに行く。

 

18:30

映画が終わる。

「マッドマックス-怒りのデスロード-」のモノクロエディションを見た。

高尚な感想などなく

「ああ、今の世界って平和だな」

くらいにしか思わなった。

食品売り場でジンジャエールとパンを買って帰る。

特に実家にお金は入れていないので、

とりあえず、家族の食べるパンを買う係になっている。

 

19:00

怒りのデスロードなんて副題の映画を見たから

帰りは爆走したくるかな、なんて思ったけどそんな感情は湧いてこず。

ナビを一般優先にしていたけど、なぜか料金所を通過する。

ETCが壊れている事にたまたま行きに気づいていたので

係のおじさんに160円払う。

 

20:00

高速に乗ったはずなのにしっかり1時間かかって家に着いた。

ごはんを食べて、眠くなったので少し部屋で寝る。

 

22:00

風呂に入る。

iphoneを持ち込んで「ウォーキングデッド」を見るながら入る。

 

23:00

ブログを書きだす。

Yとは週替わりで毎週日曜に更新しようって話だったが1日遅れてしまった。

あまり書くことが思いつかないので、今日の一日を振り返ってみた。

 

結構堕落した一日だったがなぜか罪悪感とか背徳感は感じていない。

なぜ感じなくなったのかは後々書こうと思う。

 

 

 

 

(T) 2017年展望

2017年の展望...

共同編集者のYと話した結果、まずは”2017年の展望”を書こう、という話になった。

 

【展望】・・・

[名](スル)

遠くまで見渡すこと。また、そのながめ。見晴らし。「展望がきく」「屋上から市街を展望する」

社会の動き、人生の行く末などを見渡すこと。見通すこと。見通し。「将来に対する展望がない」

 

とある。”人生の行く末などを見渡すこと。”

僕が会社を辞めたのは展望が見えすぎたからかもしれない。

 

 

僕が配属された部署はちょっと他の一般職とは異なり、

その部署仕様にみっちり3年間研修を受け、将来その道のプロになる事を望まれていた。

 

半年以上の座学の研修が終わり(それはまさに給料のもらえる大学の講義のようだった)、実務研修として職場で働きだした。

向かい合ったデスク机が課長へと続く、アルファベットの「i」みたいなよくある座席レイアウトの真ん中あたりの席を与えられた。

始めの一週間あたりは社会人らしい社会人生活が送れる事に対して、滅茶苦茶わくわくしていた。

 

なぜか早めに出社してブラインドタッチの練習をしていたのを覚えている。

「お前何してんの」と上司に笑われたなあ。

パソコンの画面に

fff fff fff jjj jjj jjj fjf fjf fjf jfj jfj jfj

ddd ddd ddd kkk kkk kkk dkd dkd dkd kdk kdk kdk

sss sss sss lll lll lll sls sls sls lsl lsl lsl

 

みたいなのがひたすら羅列されていたのだから無理はない。

 

その職場で働きだして、少しして、だんだん周りが見えるようになってきた。

自分の左に教育担当の働き盛りのエースの若手社員。

その左が寡黙だが仕事を最高速度でこなす40手前の主任。

その又左が、かつて若手エース社員の教育担当だったという課長代理。

そして「i」の・の部分が、できるかできないか微妙

だがギリギリこなせる量の仕事を的確に部下に振り分ける能力

をもった課長。

 

そうやって周りが見えた時、自分はこれから

「ああ、こうやってどんどん1つずつ左側に向かってくのか。」と思った。

若手、中堅、管理職。30歳くらいで結婚して、40代で子供を育てる。

50くらいになるとレクサスぐらいは買えるようなる。

と自分の展望がはっきりみえた気がした。

同時に最初のわくわく感が2,3℃下がる感覚があった。

 

いまこうして書きながら振り返ると、

自分には展望の見える人生は向いていなのかもしれない。

いつも最高にわくわくしていたのは、この後何が起こるか全く予想できない

状況でこれからの事をあれこれ思案する時だった。

 

(社会はずっと夢見てられるほど甘くないよ。)

そうかもしれない。でもあなたは試したのか?

一度ずっと夢を見続ける人生を試したのか?

僕は少し試してみようと思う。

失敗したら、それはその時この後どうするか考えよう。

 

2017年の展望は

展望できないような人生の一歩を踏み出す。

にしようと思う。

 

 

(Y) 2017年展望

私はただのサラリーマン、Yである。

 

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しかし、サラリーマンは見方を変えれば最強の立場であると私は考える。

 

私の会社は絶対に17:00終業、副業可という放漫さ故、私は新しい趣味を始めたり、自己投資したりしやすい立場にある。

サラリーマンは毎月と年2回,仕事さえしていれば決まった額の資本が手に入る.

私は私のようなサラリーマンほど自己投資しやすい環境はないと思う.

理念、管理、中期計画、短期計画、業務効率や目的を考慮した日々のタスクを作るノウハウが嫌でも身に付いていることも良いことだ.

実際システムとして悪くない.

私生活に応用できる。

 

新年の目標を立てた~とはいえ、実現していない人は多くないだろうか?

あなたがサラリーマンなら、きっと会社でやるのと同じ様に計画を立てるだけで日々の活動の方向性を失わずにすむと思う。

 

私は昨年計画を立てて、そして一部は実現させ、その可能性に気づくことができた。代表的な4つを紹介する.

 

1,TOIEC 700→760点とれた.

 

2,ミニマリストの考えを取り込む本を3冊読んで実行、部屋にある物の1/3は売った。

 

3,株で収入を得る→100万円を投資、リターン10%。

 

4,字をキレイに書くキレイに描けるようになった。

 

全て詳細は、今後紹介する。

それを踏まえて今年の目標を立てる。

 

 

 

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2017年展望

 

·投資で収益の基礎を築く.

·TOIEC 800 点の取得.

·ブログを一年間続ける.

·小説を30冊読む。

 

以下の遊びをする。

 

·サーフィン

·キャンプファイヤー

·ちっこい島探検

·音楽パーティー

·一週間バックパッカー

 

 

 

中期計画(5年後,2020年末,27歳までに達成.)

 

·本業=投資家,副業=サラリーマン.

·海外で仕事&生活。

·世の中全体をシンプルにする活動。

 

中期計画は多少の大胆さを含む。

 

以上、これで終わりだ。

 

2017年展望の意図にはやはり不労所得への憧れ=経済的自由、やりたい遊びはすぐやる、

今しかできないことをやる行動力、人として魅力があることへの憧れ、

自分に自信をつけたいことなどが背景にある。

 

仕事はみじんも関係ない。

 

正直なところ、やはり最終的にはサラリーマンを辞めたいということも重要である。

みんな同じ服も嫌で、好きな時間にお昼寝したい。

私には一生を捧げても良いと思える使命感がない。

 

しかし、冒頭でも述べたように考え方によれば今の時点ではこの環境がベストなのだ。

 

これらを踏まえた上でこれからどうにかなっていく自分の人生と、世の中を楽しみたい。

 

以上。

Introductionー会社を続けるか、辞めるかー

我々は選択をした後の未来を比較する為に記録する.

 

TとY, 本ブログの共同編集者である.

 

1,経緯 2,引金 3,選択 4,未来

 

我々はまずこの4つの章で我々の目的とその背景を説明する.

これを読んでいただければ我々の考える、

選択とは何か?未来とは?記録とは?を理解して頂けるはずだ.

そしてあなたが, もしこれからこの記録を横目に時を過ごすなら

introductionはいささか重要になり得る.

 

  

1,経緯

我々は誰か.

2015年ある企業. 我々は同じ部署に就職した同期である.

グループでの従業員数は数万人,売上高は数兆円を超えるいわゆる大企業である.

我々は共に, 養成プログラムに組み込まれ,仕事をしてきた.

この記事を書くまで約2年間,短期的に全国の職場に転勤を繰り返し,

研修や実務を通した教育を受けてきた.

大企業は休日の日数もそこそこ,給料もそこそこ,色々な遊びができる.

価値観の似ていた私たちは,ほとんど必然的に親密となり、

休日を始め多くの時間を共に過ごすようになった.

 

一年目,2015.

都内の銭湯,古着屋,珈琲屋を訪れた。プール,雪山登山,ライブにも行った.

フットサルもしたし,電車で適当な駅で降りて散歩するゲームもした.

映画で格闘シーンだけを集めて見た.

ただ街をぶらぶらしている時に思いつく変な数字のゲームに熱中する事もあった.

 この様に ,比較的自由に過ごせていた事もあり, 我々は会社について特に意識はしなかった.

 

二年目,2016.

入社後1年弱が過ぎた頃,私たちは別の場所,関東と九州に転勤になった.

転勤後,別々の地で1年を過ごした後,我々は

 

『 異なった選択 』

 

をした二人となった.

 

 

2,引金

我々は何故選んだか.

58時間

同じ服

同じ場所

同じ時間

毎日が同じ事の繰り返し?

 

我々2人の中に確実に,着実に選択の引金は育っていた.

何の拍子にそれが引かれるのかお互いわからないが,

年月を経て育成され, 洗練された引き金は重い,ただし, 事に引かれる時は一瞬である.

その引き金は一方では引かれ,一方では引かれずにいる.

その選択の違いが生み出す未来の記録が本ブログである.

 

何が引金を育てたか, 何故一方では引かれたか. 

これからお互いに説明できる機会があるかも知れない. 

 

3,選択

我々は何をしたか.

人生は選択の連続に成り立つ.

選択する瞬間において,一方の解に誤りも正しいもない.

全ては結果が決めることだと思う.

そしてその結果は未来に決定される.

つまり未来を手に入れる為の選択は出来ないと言い切ることができる.

 

しかし, 我々は今回一つの選択を行った.

我々も同様に, 選択に関して善悪を知る由もないく, 選択により得られる物の保証があるわけでもない .

しかし, 選ばなければならなかった. 

ほとんど同じような道を歩んできた2人がT字路に出くわし,

片方は右折し、もう一方は左折した.

 立ち竦む事なく, 我々は能動的に道を選択した事が共通点であると言える.

 

4,未来

我々が選択により得るものは.

我々はこの別の道を選んだ事をチャンスだと思う.

二人のこれから見る風景の一部を比較できる.

そのための道具として開設したのがこのブログである.

それは殆ど, 我々の為だけの忘備録で在るが,

同時に, 同様の類の岐路に立ち, 能動的な選択を望む者に, その一歩を踏み出す引金となる事も望む.

 

 

 

 

 

 

 

 

とはいえ,  人生何も考えずにアホな事をする時間も必要なので, 選択に関係ない事も存分に記録する事をお許し願いたい.