丁字路

サラリーマンYと脱サラリーマンTが書くブログ

丁字路

―別々の道を選んだ2人の記録―

(Y) お買い物のプロ

 

御機嫌よう、皆様。

 

本日は天気も悪く、どんよりした気分になりがちである。

私は先日iphoneにおまけで付いているイヤフォーンを無くしたので

晴れでもどんよりしたかもしれない。

 

私は7畳1間に住んでいる。

家賃は3.5万円、テレビとベッドと机を、置いている。

 

部屋の中にはそんなに物は多くない。

そしてそのほとんどは何処にあるかわかっているし、よほどのことがない限り動かさない。

 

しかし、イヤフォーンはなくなった。

 

間違いなく、部屋でなくなった。

 

帰ってくる時にはイヤフォーンを付けていて、次の日出て行くのにないと気づいたのだ。

 

絶対部屋にあることになる。

 

いや、あり得ない。

なくなることがあり得ない。

 

ゴミを捨てでもしない限り、家の中と外で空気以外の出入りがない。

だから絶対家にある。

 

でもポケットも見たけど、

洗濯機も見たけど、ない。

ゴミ箱も見たけど、ない。

 

どうしてもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから、

 

 

 

 

仕方なく5,000円で買える最高のイヤホンを探して、買った。

私は職業柄、買い物にとことん厳しい。

同じ金額なら最高の性能を求めるし、

ある機能が必要ならそれを最低のコストで満たす。

モノであれば、売却時の残存価格も考慮する。

 

条件に合うものがなければ絶対に買わない。

 

 

妥協しないのだ。

 

 

 

今回の絶対条件は、

 

·リモコン、マイク付き

·低音がちゃんと出る

·ケーブルが丈夫

·軽い

·差込口が強い

(意外とざっくりしていて自分でも驚いた。)

 

で、これまだ使っていたイヤホンよりもほんの少し音質面で突き詰めたい思いがあった。

なんせ、なくなったから買うだけであり、

前のに不満はなかったのだが同じ買うなら、良くなる方がいい。

 

 

 

 

1時間の視聴と、比較により、これを満たしたのは

一つだけだった。

 

NUARL NE110

 

ブランドなんて聞いたことないしメーカーも無名。

ただHPは洒落すぎている。もはや、すきだ。

 

http://nuarl.com

 

 

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こちらが写真。

 

·リモコン、マイク付き

·低音でかい!

·ケーブル紐で強い

·金属と樹脂で軽い

·差込口はL

 

·ハイレゾ対応

 

·4,000ほど。

 

いや、項目を全部満たしたのだが、、、

 

ハイレゾ対応はすごい。

ソニイとかオオディオテクニカとかハイレゾ対応のは高い。

一万円はする。

 

いや、まて、ハイレゾとはなんぞや?

これがまた怪しいので考えたい。

 

ハイレゾというのはまあ言えば解像度が高いということ。

テレビでもアナログハイビジョンフルハイビジョンってどんどん解像度が増した。

今や4Kってのがでてきて、いやそんな違いわかんねえわ。みたいな問題も出てきてる。

 

そもそも日本人の6割がメガネ、コンタクトの時代に、

さらに細かいものまで見せようみたいな典型的な日本企業の

オーバースッペック戦争を行うなんて、もう、おメメが取れても知らんぞ、と言いたくなる。

 

この流れで、音も解像度を増したものを、、、

となったのか、出てきたのがハイレゾなのだ(たぶん)

 

これに関しては、私に逸話がある。

 

 

 

私が家電量販店でバイトしていた時のこと。

イヤホン担当じゃないのに人が足りておらず、客のおじいちゃんに呼ばれた。

 

爺『おい、ハイレゾのイヤホンどこや』(大声)

Y『あちらの、イヤホンの、コーナー、です!』(大声)

 

爺『ええ?なにい?』(ほぼ叫んでいるボリューム)

Y『あちら、です!奥の、イヤホン、コーナー!』(叫び気味)

 

爺『ハイレゾは、どれや?ハイレゾしか、いらん!』(絶叫)

Y『。。。。』

 

 

 

(俺の声も聞こえんのにハイレゾ聞こえるわけないやん)

 

 

 

絶対言ってはいけない。でも思ってしまった。

 

ハイレゾってもはやモスキート音ちゃんと聞こえる私でも聞き分け??

みたいな感じなのに、彼には絶対無理だからだ。

 

だって、メガネかけないと2メートル前にあるラーメンが、

塩か味噌かもわからない私が、メガネなしで4Kを見る意味なんて絶対にない。

 

 

 

 

 

いかがだろうか。

 

 

こんな具合なので、ハイレゾに興味はなかったのだが、

今回購入したイヤホンが対応しているならそれに越したことはない。

 

きいてみて、確かに音の粒が一個一個尖っている(感じがする)

いわば、雨の音の中に木材の上に落ちる雨粒の音とわかる繊細さがあるというか、、

まあなんせ、かつて持っていた23,000円もするイヤホンよりも確実に粒がある感じである。

 

こんなことを色々考えながら、いろんなジャンルで新しいイヤホンで音楽を聴き比べるのは楽しい。

最近はTechno,Hiphopが好きなので特にイヤホンを変えると

今までと違う音源みたいでその曲の印象が変わって感じる。

 

こんな電子楽器はこんな高い音が目立つんや、とか、ラップはここで息してたんやな、とか。

口の動きまで想像できるような細かさが伝わってきた。

 

もうこんなことをしていると楽しくてしょうがないし、

このイヤホン本当に最高である。愛着が湧きすぎてもうこれしか使えねえ!

ぐらい高まってくるのである。もはや、買い物がうまくいった時点でかなり嬉しかったのだから。

 

 

 

 

 

さあこんな最高のイヤホンを手に入れたのだからでかけるぜ!

もちろんこいつで音楽をききながら!

 

 

 

 

そう思ってかなりあったかくなってきた午後にいつもより

薄めのジャケットに袖を通す瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにかがぽろっと落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ララランドのくだらなさ以上に腹が立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、ごきげんよう

 

次回は、社団法人 日本銭湯文化協会について

銭湯を歴史の観点から追いかける。